「山ごはん、私もやってみたい!」
「山で作れる簡単だけど美味しいレシピを知りたい!」
登山に行かれたことのある方は、一度は思ったことがあると思います。登山をしていると、どこからともなく炒め物の音&いい匂いがして、振り返ってみるとスゴクスゴク美味しそうなものを作っていてどうしても気になる…という体験をしたことある方もいるのではないでしょうか?
しかし、山でごはんを作るには結構ハードルがあります。「山で切ったり調味料を使うのが大変」、「道具はどうするの?」、「あまり時間をかけられない」etc…
そこで今回は、山での調理が慣れない・初めてという方にもおすすめできる、工夫で調理を簡単にしたレシピを厳選してご紹介します。
- 鍋物① トマト缶でかんたん「牛トマト鍋」
- 鍋物② 牛肉・水菜・白だしで一番簡単な「牛のはりはり鍋」
- 鍋物③ 煮込まないのに極上のスープに仕上がる「山ポトフ」
- 鍋物④ 「ビーフストロガノフ」山でも下ごしらえとコーヒーフレッシュでお手軽に!
- 麺類① コンビニ具材だけで「プチ豪華な海鮮塩ラーメン」
- 麺類② 元気&栄養モリモリの「缶詰タイカレーめん」
- 麺類③ ソーセージとブロッコリーの味噌トマトラーメン
- 麺類④ 自宅でタレに肉をつけて山で焼くだけ「生姜焼きうどん」
- 麺類⑤ 大根おろしに材料を入れて冷凍。山でかけるだけの「冷しゃぶうどん」
- 麺類⑥ レトルトでお手軽豪華な「カリオストロパスタ」
- もちレシピ① 材料3つをまとめて煮るだけの「マーボー豆乳もち」
- もちレシピ② 酸味とスパイシーさがたまらない「トマト麻婆もち」
- おつまみ① ホイル焼き風「蒸しきのこ」
- おつまみ② くり抜いてバーナーで焼くだけの「炙りチーズアボカド」
- デザート① あつ~い夏山で作りたい!! 爆速♡ハートのフルーツポンチ
- デザート② バーナーで砕いたクッキー(オレオ)とマシュマロを炙る「スモア鍋」
- デザート③ 材料3つ混ぜるだけの「スコップケーキ」
- デザート④ お手軽にホットな大人の甘さ「桃缶バーボン」
自己紹介
山ごはん屋のいーぬいです!「山でごはんを作って食べる!!」ことの感動を多くの人に味わって頂きたくて、 Twitter(Follow @iinui88)・ブログを中心に情報発信しています。
・高校時代山岳部・アラサーリーマン
・丹沢、奥多摩エリアによく出没
・山岳医療救助機構アウトドア ファーストエイドbasic provider 認定
高校時代に登山部で調理担当をしていました。好きな山は鹿島槍ヶ岳です!!
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レシピ紹介
私が実際に作ってよかったレシピをご紹介します!
鍋物① トマト缶でかんたん「牛トマト鍋」
調味料不要。混ぜて煮るだけで完成
・牛肉 250g ※冷凍して持っていく
・トマト缶(ホールタイプ) 1個
・固形コンソメ 1個
・うどん 2玉(常温保存可能なもの)
・ベビーリーフ 1袋
・バジル 1袋(あれば)
・水またはお湯 400ml
材料まとめて煮込むだけの簡単すぎる一品です。トマトの酸味と牛肉の旨味が相性抜群!!うどんも入れているので食べ応えも十分です。詳しいレシピはコチラ↓
鍋物② 牛肉・水菜・白だしで一番簡単な「牛のはりはり鍋」
白だしの持ち運びは「R-1ヨーグルトの空ボトル」で
・牛肉 250g (ふるさと納税でゲットした和牛切り落とし)
※冷凍して持っていく
・水菜 2房
※食べやすいサイズにカット・冷凍しておく
・白だし(R-1ヨーグルトの空ボトルで持ち運び)
・うどん 2玉(常温保存可能なもの)
・水 500ml
山盛りのお肉に間違いなくテンションが上がる一品です。水菜も入っているので、お肉大量でも全然くどい味になりませんでした。旨味全開の和牛とほどよくすこーし苦くて存在感のある水菜がベストマッチです。詳しいレシピはコチラ↓
鍋物③ 煮込まないのに極上のスープに仕上がる「山ポトフ」
具材をピーラーで薄くカットし、火の通りを早くする。
具材が薄いので煮込まなくてもスープに野菜の味が染み出て美味しい
・人参 1本
・サツマイモ 1/2 本
・キャベツ 1/4 玉
・玉ねぎ 1/2 玉
・しめじ 1/2 パック
・ベーコン 2パック
・オリーブオイル 大さじ 1
・チューブニンニク 3cm ほど
・水 500 ml
・塩コショウ 適量
山で短時間で作れる「山ポトフ」です。具材を薄くカットしておけば、山での煮込み時間を短縮でき、さらに具材の味がスープにしっかり出るので長時間煮込んだような奥深い味わいになります!詳しいレシピはコチラ↓
鍋物④ 「ビーフストロガノフ」山でも下ごしらえとコーヒーフレッシュでお手軽に!
味付けタレに肉を漬けてくるので、山で調味料も不要。
・玉ねぎ 1玉
・牛肉 300g
・バター ひとかけ(ラップでくるんで冷凍)
・コーヒーフレッシュ 3個
・漬けダレ(以下の◎をいれる。)
◎ケチャップ 大さじ2
◎ウスターソース 大さじ1
◎煮切った酒(あれば赤ワイン) 大さじ1
◎チューブニンニク 3cmほど
◎水 200ml
◎顆粒コンソメ 大さじ0.5
◎塩コショウ 3つまみ
◎砂糖 1つまみ
事前にお肉をタレにつけていくことで、ビーフストロガノフも簡単に作ることができます。漬けダレにお肉を漬けておくことで、保存性と旨味もアップ!ケチャップの酸味と玉ねぎの甘みがお肉とベストマッチです。生クリームの代わりにコーヒーフレッシュを代用することで本格っぽいクリーミーな味わいを演出しています。詳しいレシピはコチラ↓
麺類① コンビニ具材だけで「プチ豪華な海鮮塩ラーメン」
おやつ昆布が良い出汁に!
・袋ラーメン 塩味 1 つ
・水 500ml
・カニカマ 1パック
・チーズちくわ 1パック
・おしゃぶり梅コンブ 適量
コンビニで調達できる、「カニカマ」、「チーズ入りちくわ」、「おやつ昆布」を使った塩ラーメンです。これなら登山に行く前に立ち寄ったコンビニで、材料が全てそろいます!具材を一緒に煮込むだけですから、作るのも超簡単!でも、昆布とカニカマの風味がしっかり効いて、スペシャル感のあるラーメンに仕上がりますよ!!詳しいレシピはコチラ↓
麺類② 元気&栄養モリモリの「缶詰タイカレーめん」
味噌×カレーで全身ポカポカ、すっごい元気が出ます!
・水 800ml
・袋ラーメン味噌味 2束
・ベビーリーフ 1袋
・いなばのカレー缶詰 1個
こちらは冬の入笠山で作ったレシピです。 いなばのタイカレー缶詰とベビーリーフを、味噌ラーメンにトッピングしました! 意外な組み合わせかもしれませんが、味噌とカレーの相性は抜群!体の芯から元気が湧いてきます! こちらも、普通の味噌ラーメンにトッピングするだけなので簡単にできます。詳しいレシピはコチラ↓
麺類③ ソーセージとブロッコリーの味噌トマトラーメン
スープの染みたブロッコリーが格別にウマい!
材料1人前
・水 500ml(ラーメンで使う量+50~100ml)
・ソーセージ お好みの量
・冷凍ブロッコリー お好みの量
・味噌ラーメン 乾麺 一袋
・トマトペースト 1つ
味噌ラーメンに冷凍ブロッコリーとソーセージをトッピングし、トマトペーストで洋風にした一品。トマトの酸味と味噌のコクが相性バッチリで美味しいです。山でごろごろに入ったソーセージを食べるのはとっても気持ちが良いですよ!(笑)詳しいレシピはコチラ↓
麺類④ 自宅でタレに肉をつけて山で焼くだけ「生姜焼きうどん」
山ではうどんと混ぜて煮込むだけで完成!
・豚肉生姜焼き用 150 – 200g ほど
・チューブ生姜 3cm ほど
・リンゴ 1/8 かけ(もしあれば。隠し味に)
・鷹の爪 適量
・砂糖 小さじ0.5 (りんごが無ければ小さじ1)
・酒 大さじ1
・みりん 大さじ1
・めんつゆ 適量(今回は1/4倍濃縮を大さじ1)
・ごま油 小さじ1
・水(濃かった時の薄めるように)
・うどん 一玉(常温保存できるもの。要冷蔵でも冷やしてくればOK)
天狗岳でつくった、飛び切り美味しい生姜焼きうどんのレシピです。山で食べたいだけお肉を持って行って、好きなだけ堪能しましょう🍖🍖🍖ポイントは、隠し味のリンゴと鷹の爪です✨甘辛くもコクのある味に仕上がります。詳しいレシピはコチラ↓
麺類⑤ 大根おろしに材料を入れて冷凍。山でかけるだけの「冷しゃぶうどん」
流水麺にかければどこでも冷たいうどんに!
山で火を使わないので簡単にできます。
材料1人前
・大根おろし 1/4 本ほど
・レモン 1/4 個ほど
・レタス 1/8 玉分ほど
・豚肉しゃぶしゃぶ用 100g ほど
・流水麺 1袋
・めんつゆ お好みの量(濃縮具合にもよるので)
「夏山でさっぱりした豚冷しゃぶを食べたい…!!」そう思って考案したレシピです。流水麺に冷凍してきた具材とめんつゆを入れるだけなので、本当にあっという間に作ることができます。涼しい川辺で食べる冷しゃぶは最高でした…。詳しいレシピはコチラ↓
麺類⑥ レトルトでお手軽豪華な「カリオストロパスタ」
ナポリタンに肉団子をトッピングして即完成です。
材料1人前
・水 300ml
・冷凍ブロッコリー (既製品のカット済みのもの。または自宅でカット・冷凍して持ってくる。)
・パスタ 200g
・パスタソース(ナポリタン味) 二人前
・レトルトの肉だんご 1袋
「米久の肉団子黒酢たれ」を使用しました。(こちら)登山で疲れた身体には酢の味が特に美味しく感じるので、普通のミートボールではなく黒酢タレ味を選んでみましたが、すごく美味しかったです。
※パスタはこちらの「茹時間2分」のものを使いました。短時間でちゃんと茹で上がりますよ!
有名な映画「カリオストロの城」でルパンと次元大介が取り合うように食べていた、あのミートボールがゴロゴロ入ったナポリタンのようなパスタを山でも食べてみたくて、再現してみました。
詳しいレシピはコチラ↓
もちレシピ① 材料3つをまとめて煮るだけの「マーボー豆乳もち」
豆腐の代わりにお餅を使用
・切り餅 三つ
・無調整豆乳 一パック 200ml
・マーボー豆腐の素 一つ
「麻婆豆腐の素」は、常温保存OK・ひき肉入りでとっても便利なので、たくさんのレシピで活用しています! 疲れた体に麻婆のスパイスがたまりません…山で食べると極上のごちそうになりますよ!また、お豆腐は山で使おうとすると面倒なので、代わりにお餅を使っています。パック豆乳も使い勝手が良くておススメです。体を芯から温めてくれるスープになります。他のレシピでは、コンソメや鮭缶と組み合わせて使っています。
詳しいレシピはこちら↓
もちレシピ② 酸味とスパイシーさがたまらない「トマト麻婆もち」
すべて日持ちする材料で保存性も◎
・水 230 ml (麻婆豆腐の素にかいてある量+50mlほど)
・麻婆豆腐の素 1本
・トマトペースト 1 本
・切り餅 2~3つ
こちらも麻婆豆腐の素を使用したレシピです。トマトと麻婆が相性抜群で、特に疲れた登山ではトマトの酸味がうれしすぎる一品です✨トマトペースを使うので重量も軽くて済みます!
詳しいレシピはコチラ↓
おつまみ① ホイル焼き風「蒸しきのこ」
大人数向けのおつまみにおすすめ
・エリンギ 1パック
・まいたけ 1パック
・しいたけ 1パック
・日本酒 30mlほど
・お醤油 2まわし程
・バター 2かけ
※なべ底の焦げ付き防止にアルミホイルがあるとなお良し
弘法山でお花見しながら作った絶品おつまみです。きのこが最も美味しくなるのは60~70℃くらいだそう。そこを狙って、弱めの火力でじーっくり蒸したらとっても美味しくなりました!詳しいレシピはコチラ↓
おつまみ② くり抜いてバーナーで焼くだけの「炙りチーズアボカド」
アボカドの皮をそのままお皿に
・アボカド 2個
・とろけるスライスチーズ 2枚
・塩コショウ 適量
コチラもバーナーがあればすぐにできるレシピ。スプーンでアボカドをくりぬいてチーズをのせて炙れば完成です。クリーミーなアボカドと焦がしたチーズがたまらない一品です。詳しいレシピはコチラ↓
デザート① あつ~い夏山で作りたい!! 爆速♡ハートのフルーツポンチ
火も不要で簡単です。
こんにゃくゼリーの形をハート♡に見立てています
・サイダー 1本 保冷しておく
・お好みのフルーツ缶 1缶 保冷しておく(スーパーで100円くらい)
・こんにゃくゼリー 冷凍しておく(山で半解凍になって食べ頃になります)
こちらは今までで一番簡単なレシピです。火を使う必要もなく、具材を器に入れて混ぜるだけで即完成!具材はしっかり冷やして持っていきます。ゼリーは冷凍していきましょう、保冷剤代わりにもなります。冷凍したゼリーが半解凍になって、とっても美味しいです^^あつい夏山で食べると最高に気持ちイイですよ!!詳しいレシピはコチラ↓
デザート② バーナーで砕いたクッキー(オレオ)とマシュマロを炙る「スモア鍋」
サクサクのクッキーとトロトロのマシュマロが相性◎
・ホワイトマシュマロ 一袋
・オレオ 一箱
クッキーのサクサク感と、甘くてとろとろなマシュマロの組み合わせが最高です。一緒に食べていた仲間からも大好評でした!詳しいレシピはこちら↓
デザート③ 材料3つ混ぜるだけの「スコップケーキ」
火もナイフも不要です。
・ココナッツサブレ 一袋(クッキー4枚分程度)
・マスカルポーネチーズ 1カップ
・トッピング用ドライフルーツ(レモン) 1枚
スーパーで購入できる材料3つだけで、簡単にできます。ココナッツサブレを砕いたり、マスカルポーネチーズを混ぜたりと、作業工程が楽しくて、キャンプで子供に作ってもらってもいいかも?と思えるほどの簡単おいしいレシピです!詳しいレシピはこちら↓
デザート④ お手軽にホットな大人の甘さ「桃缶バーボン」
・コーヒーフレッシュは火を止めた後で最後に加えましょう。
・桃缶詰め 1個 (100円程度)
・バーボンウィスキー 大さじ0.5程度
・ミックスナッツ(無塩タイプ)50g程度
・コーヒーフレッシュ 2個
材料4つを煮るだけで作れる簡単デザートです。スーパーで購入できる材料3つだけで、簡単にできます。バーボンウィスキーの代わりに白ワインでも美味しいかも…。詳しいレシピはこちら↓
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以上、初心者向けの作りやすいレシピを厳選してご紹介しました!どれもシンプルな割に美味しく楽しく作れるレシピばかりですので、まずは自宅で、そして是非登山やキャンプで、作るレシピのご参考にしていただければ嬉しい限りです!
この記事が皆様の新たな一歩の後押しになれば幸いです。ここまで読んでいただきありがとうございました!!
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ということで、そんな便利な登山ルートを以下にまとめてみました!是非ご参考ください!
ハズレなし!山ごはん屋おすすめのクッカー・バーナーなど
元山岳部の調理担当で、山でごはんを200回以上は作ってきた自分が思う、「初心者がクッカー・バーナーを買うならコレ一択!」というものを紹介しています。是非ご参考ください!
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