「初心者におすすめのバーナーは?」と聞かれたら、私の回答はズバリこの「ウィンドマスター」です!
「初めて買うバーナーを探している!」
「風が多少あっても着火しやすい・火力がおちにくいバーナーが欲しい!」
という方には是非読んでいただきたい記事です!
私は学生時代に山岳部でしたので、バーナーは沢山の種類を使ってきました。現在でも自宅に4つ保有しています。そんな私が初心者に一番おすすめするのがコレです!
〇価格は4本爪ゴトクとセットで1万円程度
〇風と寒さに圧倒的に強い
〇レビューも非常に高い(amazonのレビューは☆4.7 / 5 (105件))
>>ウィンドマスターの詳細はこちら
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後述しますが、追加オプションの4本ゴトクは必須だと思いますので、最初からセットのものを選ぶのがいいか思います!
ウィンドマスターの基本スペックは?
斬新なアイデアで耐風性・耐寒性を備えた逸品です。順番に見ていきます。
セット一覧
付属の袋と本体、追加オプションの4本ゴトクで使用しています。これとは別に、標準で入っている3本ゴトクもありますが、そちらは使用しませんので入れておりません。
組み立ては簡単。ガス管に取り付けるだけ。
ガス缶(OD缶)の上部に捻ってつけるだけです。
ガスが漏れないようにしっかり回してセットしましょう。
4本爪ゴトクはバネ式です。グッと押すと開くので…
そのままガチャっとはめ込むことができます。着脱も簡単です。
爪部分を開いて完成です。
収納時もコンパクト
本体と4本爪ゴトクをまとめて付属の袋に入れて持ち運ぶことができます。サイズ感は普通のシングルバーナーよりちょっと大きいくらいですが、全然問題ないレベル。
火力も十分!
ウィンドマスターの火力は 2800kcal / h であり、一般的な軽量バーナーの平均出力は2000~3000ckal / h程度と思いますので、高火力な方です。外で使う分には全く問題ないレベル。
ちなみに、ユーザーが多い印象のバーナーと火力を参考までに並べてみました。
①スノーピーク「ギガパワーストーブ地」2500kcal / h(約8000円)
②プリムス「フェムストーブ」 2100kcal / h(約8200円)
ウィンドマスターをおすすめする理由
私がウィンドマスターをおすすめする理由はいくつかありますが、特に大きなポイントは以下の3つです。
① 屋外で多少の風でも火力がおちない
② 点火が他のバーナーと比較してラクチン
③ マイクロレギュレーター機構で寒い雪山でも火力が落ちにくい!
順番にみていきますね。
屋外で多少の風でも火力がおちない!
以前バーナーを買って初めて山で使用した友人から、
「山頂で使ったら、風のせいで20分かけてもお湯が沸かなかったんだが…」と聞いたことがあります(実話)
ある程度山で料理したことのある人なら、きっと覚えのある人も少なくないはず…。
そう、基本的にバーナーはガスの噴出口がむき出しなので、風にはめっぽう弱いのです。
これは私が持っている他のバーナー達。スノーピークのギガパワーストーブ「地」とEPIのREVO-3700です。
こちらが拡大写真。ガスの噴出口がむき出しで、風が吹くとモロにココにぶつかり、火が消える or 火力が落ちることが多々あります。
一方でウィンドマスターのガス噴出口ですが、明らかに他のバーナーと違う形状をしています。ヘッドがすり鉢状にくぼんでいます。この上にクッカーをのせると風が非常に入ってきづらい仕様になっているのです!
実際に屋外で使ってみても、風への耐性は明らかに他のバーナーよりも高いです。
ある程度経験のある方であれば、別売りの防風板を用意したり、自分の身体を使って風をガードしながら作ることもできなくはないですが、一度ウィンドマスターを使用してみると使いやすさは歴然です。
点火が他のバーナーと比較してラクチン
ウィンドマスターの点火時には、写真↑のハンドルを捻ってガスを出し、赤いボタンをカチっと押すだけです。
基本的にはどのバーナーも似たような仕組みなのですが、風が強いとなかなか火が付きづらく、スイッチが役に立たないケースが結構あります。(特に標高が高い、寒い時は全く役にたたないことが多いです。)ですので、私は必ずライターやメタルマッチを持参しています。
ところがこのウィンドマスター、耐風性が非常に高いこともあり、スイッチで簡単に点火できる確率が他のシングルバーナーと比較しても圧倒的に高いです。
こちらは塔ノ岳山頂で実際にウィンドマスターを使って料理した時の写真。多少風があったものの、問題なくスイッチで点火できました。他のシングルバーナーではこんなにうまくいきません…。
こうした理由から、初心者にとってハードルの高い「屋外での点火」が限りなくやりやすい点こそ、私が初心者に一番ウィンドマスターをおすすめする理由です。
マイクロレギュレーター機構で寒い雪山でも火力が落ちにくい!
これは初心者というよりも、冬場や標高の高いハードな環境で火を使う玄人向けのメリットかもしれませんが…このウィンドマスターは、他のバーナーよりも断然寒さに強いです。外気温が20℃であっても-5℃であっても変わらない2,800kcal/hの火力を発揮します。
冬場の早朝のキャンプ場・北アルプスのような標高3000m付近の場所では、寒さによってバーナーが点火しない、なんて事態も珍しくないです。そういったシーンでこそ、このウィンドマスターが実力を発揮します。
放射冷却でとっても冷え込む早朝のテント場でも、このウィンドマスターならコーヒーを沸かして飲むことができますよ!
個人的にイマイチと思ったポイント(注意点2つ)
個人的にも大満足なウィンドマスターですが、強いてイマイチと思ったポイントを挙げるとすれば以下の通りです。
①炒め物が苦手(フライパンで使うと真ん中だけ極端に火力が高くなる。)
②重心が高く少し不安定(4本ゴトクは必須)
こちらも順にみていきますね。
炒め物が苦手
ウィンドマスターは火の出方が独特で、中心からまっすぐ立ち上るように炎が昇ります。
こちら、左がウィンドマスターで、右がギガパワーストーブ「地」(一般的なガス噴出口の形状)です。
点火すると一目瞭然、左のウィンドマスターは極端に炎が一点集中し高く昇るような形状になります。これが風に強い理由にもなるのですが、例えばフライパンで使うと、極端に中心だけ温度が高く焦げやすくなります。
ですので、例えばウィンドマスターで炒め物をするときは、火を通したいものを中心に寄せるなど工夫が必要になっていきます。また、中心しか焦げないことが多いため、全体を炒めたいときは時間がかかります。
極端に真ん中が焦げやすいんです!真ん中が特に熱くなる!と思って調理しましょう。
逆に慣れてくれば、焦がしたいものを真ん中に、火をあまり通したくないものをわきに寄せるなど工夫して使うことも可能です。
綺麗にベーコンの焦げ目をつけることができました!
重心が高く少し不安定(4本ゴトクは必須)
先ずはこちらを見ていただきたいのですが…
ウィンドマスター(一番右)は、この中で一番重心が高いです。一般的なバーナーと比較しても重心はかなり高い方だと思います。
ですので、しいて言えば比較的鍋が倒れやすいのがネックかなと思っています。(この理由は、4本爪ゴトクを使わない選択肢は、個人的にはないなと思っています)
私はこのデメリットを加味した上でも、この4つの中で一番使っているのはウィンドマスターです!それくらいメリットが強い!というのは強調しておきます。
これは過去のエピソードなのですが、私の山友達が山頂でホットワインを大量に作ってくれたのに、完成間近で鍋が落ちて惨劇になったエピソードがあります(笑)
この後に鍋がひっくり返りました(実話)
たとえば、大きな鍋で調理するのであれば、snowpeakのヤエンストーブレギのような、ゴトクが大きく重心が低いバーナーがおすすめです。
私もレギも愛用しています!一番かっこいいバーナーだと思っています。
こちらにレビュー記事も掲載していますのでご参考まで。
ウィンドマスターどんな人には不向き?
これまでの情報から、以下に該当する方にはウィンドマスターは不向きだと思っています。
・炒め物メインで使用したい(少しコツが入ります。)
・大人数分の調理ができる鍋を使いたい
(お米を3合炊く、一度に5~6人分の鍋をつくる、といったことは得意ではないです。
ですが、基本的には万人に、特に初心者にはおすすめできる逸品です。こうしたデメリットをカバーして余りある耐風性・耐寒性をもっており、点火もストレスフリーですので!!
良い点・悪い点を見ても、ウィンドマスターは非常に優秀なバーナーだと思います。
簡単レシピもご紹介
実際に私がウィンドマスターを使って登山で作ったレシピです。メニュー決めの参考にしてみてください!
「桃缶バーボン」
桃缶、バーボンウィスキー、ミックスナッツを煮込んでコーヒーフレッシュをたらせば完成。簡単なのに大人な甘さで美味しいです。詳しいレシピはこちら↓
「焼きベーコンのスープカレーパスタ」
ベーコンにしっかり焼き目をつけてから、冷凍のカットブロッコリーとショートパスタを入れて、いなばのカレー缶詰とコンソメで煮れば完成です。詳しいレシピはこちら↓
ウィンドマスターの口コミ・評判を徹底リサーチ!!
他の方の口コミもピックアップしてみました。ちなみにamazonのレビューは☆4.7 / 5 (105件)という驚きの高評価です。※こちらを参考にしました:https://amzn.to/48gwMmw(2024年2月時点)
「良くなかった」という口コミ・評判まとめ
以下、マイナス評価であったレビューを紹介します。
「不安定感がある」という口コミ
ウィンドマスターは他のシングルバーナーと比べて背丈があります。重心が高いため、上に水の入った鍋などをのせるとかなり不安定で心配です。ですので、4本爪ゴトクは絶対にあった方がいいと思います。
「ゴトクのつけ外しが難しい」という口コミ
ゴトクは開く場所さえちゃんと認識すれば、問題なくつけられると思います。もしくは、自宅でゴトクをつけて山ではつけっぱなしにしておくのが一番ラクチンです。(収納袋にもおさまります。私もいつもそうしています)
「火力が強くて焦げる」という口コミ
「良かった」という口コミ・評判
「風に強い!」という口コミ・評判
「燃費音が大変静か!」という口コミ・評判
「寒さに強い!」という良い口コミ・評判
X(旧Twitter)の口コミ・評判
※ブログ主が見つけた投稿を要約して掲載させていただいております。
・たまに周りでタープが吹っ飛んでるくらいには風強いんだけど、耐えるバーナーも凄いや。 流石ウィンドマスター。
・SOTOのウィンドマスターがおすすめ! 火力が強く特殊な構造で強風にも負けない
・お誕生日プレゼントで、SOTOのウィンドマスター彼から頂きました。 最近お山いけてないので、近々早くお山登って使いたいです。
口コミを調べても「風にとっても強い!」「寒さにも強い」「4本爪ゴトクがあったほうがいい」といったコメントが多くみられました。(私も同意です!!)
まとめ
ウィンドマスター(SOTO)についてギュッとまとめると…
風と寒さに極端に強く、悪条件でもストレスフリーで点火・使用できる「使いやすさ抜群のバーナー」
という感じかと思います。私自身も非常に大満足して使用しているギアですので、自信をもっておすすめできます。是非ともギア選びの参考にしてみてください!
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