登山歴10年以上の私がおすすめ。コスパの良いクッカー&ガスバーナー

 

「山でごはん作ってみたいけど、どの道具が良いかわからない…」、「安いけどハズレじゃないものを購入したい!」と思う方は少なくないはず…。この記事では、大の山ごはん好きである私が実際に使用している。

【自己紹介】

こんにちは。山ごはん屋のいーぬいです!「山でごはんを作って食べる!!」ことの感動を多くの人に味わって頂きたくて、 Twitter()・ブログを中心に情報発信しています。
▷高校時代山岳部
▷アラサーリーマン
▷丹沢、奥多摩エリアによく出没
▷山岳医療救助機構アウトドア
 ファーストエイドbasic provider 認定
▷Kindle で山ごはんのレシピ本を出版
(
Kindle Unlimitedユーザーは無料で読めます!)
出版した本↓

 

ズバリ結論!(記事の要約)

▷ 初心者向けに、使いやすさ&コスパの観点から考えると、
 クッカーは「メスティン」、バーナーはsnowpeakの「ギガパワーストーブ「地」」がおすすめです。(私も愛用しています!!)

私も使っている、おすすめのクッカー「メスティン」がこちら↓



【ポイント】
 ・ラーメン、パスタの他に、蒸し、燻製もできる。
 ・袋ラーメンも半分に折れば可能。
 ・一人用ごはんが得意。
 ・煮物が得意。
 ・コスパも◎
 ・収納性も◎

私も使っている、おすすめのバーナーがこちら↓

【ポイント】
 ・コンパクトなのに火力も十分!!
 ・コスパ◎(同性能の他のバーナーと比較すると) 
 ・畳んだ時の見た目が可愛い(笑)


 【注意】
 点火装置(スイッチで火花が付くやつ)がついていないので、点火にはライターが必須です!点火装置はそもそも高所や強風時、酸素の薄い場所などではつかないことが多いです…。ですので、「点火装置」ありきで考えるのは非常に危険。必ずライターを持参しましょう!(点火装置アリのタイプはちょっと値段が上がります。)


もしくは、大人数分のごはんを作りたい・炒め物をしたいのであれば、「フライパン型」もおすすめです!!私も使っている、おすすめのフライパン型クッカーがこちら↓

① クッカーについて

個人的な見解ですが、クッカーの種類は以下の3つにざっくり分けられます。
①メスティン ②まる型・筒型 ③ フライパン型

我が愛しの道具たち。

それぞれの特徴とメリット(◎)・デメリット(△)をまとめてみました↓

【① メスティン】

【特徴】
 ◎ラーメン・パスタ等の麺類を調理しやすい
 ◎密封性が高く、蒸し料理・燻製もできる
 ◎コンパクトで収納性抜群
 ◎コスパも良し
 ◎高い熱伝導率で、ご飯が美味しく炊ける(粒だって本当に美味しい^^)
 △炒め物は焦げやすい(すぐ真っ黒に…お酢を使えばすぐキレイになるが面倒)
 △作れる量が限られる

 

【②まる型・筒型】

【特徴】
 ◎収納性抜群 ガス缶が中に納まるタイプが多い
 △焦げやすい(炒め物には向かない)
 △底が深いので火が通りづらい+焼き物は少しずつしかできない
  (縦長なので、中心がまだぬるい…なんてコトがよくあります。)

 

【③ フライパン型】

【特徴】
 ◎焦げにくい
 ◎火の通りが早い(時短+ガス節約^^)
 ◎焼き物、煮物も美味しく作れる
 ◎袋ラーメンも丸々入る
 △収納性イマイチ。大きいのでかさばるし、ガス缶も入らない。
 △ちょっと高い。
 △フタ付きのものが、ネットではなかなか手に入らない。
 
結論、ケースバイケースではあるのですが、初心者の方であれば、①のメスティンがおすすめです!とにかく使いやすい&コスパも優秀なのが良いところ。お湯を沸かすだけ、収納性重視なら②まる型・筒型のクッカーでもOKかと思います。

③のフライパン型であれば、炒め物・煮物などマルチになんでも作ることができますし、大人数分の料理も得意です。しかしながら、ちょっと値段が張る点や収納性を考えると、やや玄人向きな気がします。

尚、個人的には「深さのあるフライパン型」がベストだと思っています。炒め物・煮物・大人数の鍋料理までなんでも作れちゃいます!!しかしながら、最近のネット通販ではフタ付きのものが手に入りにくい、ちょっと高いので、慣れてきたらで良いと思います。(私は一番このタイプを使っています!!)


【ポイント】
・袋ラーメンがそのまま入る(メスティン・丸形コッフェルだと難しい…)
・鍋物、焼き物、なんでも出来る!

 

② ガス缶について

ガス缶は、小さいタイプのOD缶(写真左)と長いタイプのCB缶(写真右)のCB缶があります。
CB缶は安くてコスパ◎なのですが、風があると火力が安定しません。
(山頂で、いつまでたってもお湯が沸かなかった苦い経験があります…^^;)
なので、山でごはんを作るならOD缶タイプがおススメです!

また、私はいつもヨドバシのネットショップで購入しています。すぐ届くしポイントもつくのでおススメ!
https://www.yodobashi.com/product/100000001001803797/

※ 以前の記事で、「ヨドバシでクッカーも購入したほうがお得」と書きましたが、最近Amazonも安くなってきたので、大差なくなってきました。恐るべきAmazon…

③ バーナーについて

バーナーを選ぶ主なポイントは、値段・収納性・台座(クッカーを乗せる部分)の大きさだと思います。
※火力性能は勿論ありますが、判別しづらいのでここでは割愛します…

意外と見落とされがちなのが、台座(クッカーを乗せる部分)の大きさ。
ココが小さいと、重いものを乗せた時にかなり安定感が悪いです。
せっかく作った山ごはんがひっくり変えるなんてことも…
ですので、個人的には下記の台座が小さいタイプは、あまりおススメしません。

【台座の小さいタイプ(おススメではない…)】
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¥7,150 (2023/06/03 17:04:37時点 楽天市場調べ-詳細)



その点、こちらは台座もある程度安定しており、総合的に見てもかなり使い勝手が良いと思います!
【初心者におすすめのバーナー】
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【ポイント】
 ・コンパクトなのに火力も十分!!
 ・コスパ◎

 

携帯性よりもコスパを優先するなら「キャプテンスタッグ オーリック 」がおススメです。

【多少重くてもよければ、こちらもコスパ◎】

【ポイント】
 ・バーナー4000円は破格!でも重量 300gは重め。
・台座がしっかりしていて、安定感◎

 

④風防板(ウィンドスクリーンについて)

「バーナーの火力が安定しない…」、「お湯がなかなか沸かない…」、そんな時は「風防板」を使ってみましょう!

バーナー使用時に、一見炎が見えても、風が吹いていると熱エネルギーが奪われて温度がなかなか上がらなくなってしまいます。(常に水をかけられているようなものです…)そんな場面で役立つのが「風防板」です。風のある場所では、これの有無でお湯の沸騰時間がかなり変わる印象です。

私が愛用しているのはコチラ↓amazonなら1000円台で購入可能です。



まとめ

以上、私がおススメするクッカー・バーナーの紹介でした!外で作って食べるごはんの味は格別です。是非山に足を運んでトライしてみてはいかがでしょうか?  以下の記事では、「どこの山に登ったらよいかわからない…」という方向けに、関東近辺でおすすめの山を紹介しています。どの山も、駅→登山→温泉(または銭湯)→駅と徒歩で一筆書きできるルートでおすすめです。 

電車・登山・温泉とサウナを徒歩で一筆書きできる初心者向けルート5選(バス不要)
鷹取山、聖峰、高尾山(もみじ台まで)といった、バスを使わず徒歩で駅→登山→温泉→駅と一筆書きできるルートを紹介します。

 また、「火も使わなくてよいくらい簡単なレシピが知りたい!!」という方には以下の記事もおすすめです。 

山で火も調味料も使わない簡単アウトドアレシピ7選!登山・キャンプ初心者におすすめ
工夫が詰まった「山で加熱しない」「スパイスも使わない」アイデアレシピ集!混ぜるだけのフルーツポンチ、ドレッシングのいらない即席サラダ、冷凍大根おろしと流水麺を使った冷やしうどん、炊飯器チャーシューetc...

 「山で食べたカップ麺が一生忘れられない!!」とよく聞くように、自分で作って食べる山ごはんは格別です。生きている限り忘れられない食体験になること間違いナシですよ!!この記事が皆様の新たな一歩の後押しになれば幸いです。 以上、読んでいただきありがと山でしたー!! 

【Pick up】
▽燕岳でウェディングフォトを撮った時の話

【山で前撮り】登山大好き夫婦の燕岳ウェディングフォト大作戦!!
北アルプスの燕岳(標高2762m)に一泊二日の山小屋泊でがっつり登山して、上でウェディングフォトを撮ってきました。パーティーはカメラマン(友人)を加えた三人、衣装はメルカリ調達です。

▽スイスで初の4000m峰に登頂した際の旅行記

【雑記】初めての海外登山で4000mへ!!登山好き夫婦の新婚旅行スイス旅(チェルマット・グリンデルワルト)
新婚旅行でスイスへ登山に行ってきました!!費用感と合わせて、ブライトホルン登山(4164m)、絶景ハイキングコースをご紹介します。

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ふるさと納税で入手&注目中の登山・キャンプ道具5選!登山歴10年以上の私も毎年活用。
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▽東日本大震災で被災した際の体験談と、友人へのプレゼントに防災ラジオを選んでいる話

【地震と防災】東日本大震災の被災体験とプレゼントに防災ラジオを選ぶ話
「近いうちに大きな地震が来る可能性が高い」という話は、誰もが耳にしていると思います。私は実際に東日本大震災で被災し、3月の東北で停電・断水生活を経験しました。不安で、寒くて、情報が遮断された生活を通して、「スマホに手回し充電できる防災ラジオ 」と「電気が無くてもお湯を沸かせる道具」は必ずあった方が良いと確信しています。


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